2014年02月13日

マカオを視察

昨年、中国マカオのカジノを視察する機会に恵まれた。
いよいよ我が国でも、カジノ推進法の提出が国政の場で始まるようだ。

同法が国会を通過すると次に、
実施法が提出され、
カジノの運営に関する所要の法令整備が整い、
国内5~6カ所と言われる指定地域が決定される運びである。

その中で、

沖縄県と東京都は確実に選定されるだろう

と言われている。


カジノで名を馳せるマカオは年間2,800万人の入域客があり、
その8~9割が中国からのお客様だ。

また、シンガポールカジノも年間1500万人の外国観光客があり、
観光収入は年間1兆7,500億 、
GDPの8パーセントを占め税収に貢献している成功国だ。

韓国カジノも盛況で、アジアはカジノ激戦区である。

マカオを視察
~現地マカオでのヒアリング~


カジノの客には一般プレーヤーと、
一晩で数十億も賭けるハイローラーいわれる特別な顧客がいて、
各カジノはこのVIP顧客を招き入れるセールスにしのぎを削っている。
誘客活動がうまくいくかどうかで、
カジノ経営の出来不出来が左右されるとも言われている。

よってカジノの魅力は、
観光客と税の増収が見込まれ地域活性化の起爆剤として期待されている。


マカオを視察
~ホテルの前で~



国会ではカジノ解禁に向けて総合型リゾート(IR)の導入を検討している。


要は、有力誘致先である沖縄に置いて

・IRが成功するのか?
・在り方はどうあるべきか?
・慎重かつ真剣に検討すべきだ!



という時期に入っている。

マカオを視察
~カジノのエントランス~




そこで、
アジアのカジノ強豪先進国との競争のルツボにはまるのではなく、

沖縄県独自の

“エンターテイメント”
“食”
“スポーツ”
“観光”

を上手く融合させ、
安心安全なリゾートアイランドとしての国際的知名度を高め、
質量ともに新たな付加価値を創造し確立する戦略を持って
カジノ誘致に対処することが肝要と考える。

一方で、画一的なカジノ神話に惑わされ、
手放しで喜んでいては期待はずれになるのでは?
と危惧するものである。
更には治安上の問題も含め、
リスクが内在することも忘れてはならない課題であるも提言したい。








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Posted by 翁長 政俊 at 18:29 │沖縄県議会

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