2015年08月05日
女性のための 翁長まさとし議会報告会
皆様、大変ご無沙汰しております。
翁長まさとしです。
去った土曜日、
女性のための 翁長まさとし議会報告会を開催させて頂きましたので、
ブログにてご報告いたします。
毎年2月に新春の集いという形で議会報告はさせて頂いておりますが、女性の皆様へ近い距離感で議会活動を報告できる場所が少ないので2年に1度、コーヒーやケーキを楽しみながらフランクな形での報告会を開催しております。
私からの議会報告としましては、
沖縄県が抱える基地問題
沖縄の経済振興
の2本を中心に
今回初めてスライドを使ったプレゼン形式でお話しさせて頂きました。
さらに今回はゲストに佐喜眞アツシ宜野湾市長をお迎えし、普天間基地の問題解消、西普天間再開発の内容をお話ししていただき、
クロストークとして、
待機児童問題や介護施設問題など、
沖縄県、那覇市、宜野湾市が抱える様々な問題に対し、皆様に考えを伝えられる良い場所でありました。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとございました。
これからも沖縄県が抱える問題を全力で解決してまいりますので、ご支持ご支援宜しくお願いいたします。
2014年02月13日
マカオを視察
いよいよ我が国でも、カジノ推進法の提出が国政の場で始まるようだ。
同法が国会を通過すると次に、
実施法が提出され、
カジノの運営に関する所要の法令整備が整い、
国内5~6カ所と言われる指定地域が決定される運びである。
その中で、
沖縄県と東京都は確実に選定されるだろう
と言われている。
カジノで名を馳せるマカオは年間2,800万人の入域客があり、
その8~9割が中国からのお客様だ。
また、シンガポールカジノも年間1500万人の外国観光客があり、
観光収入は年間1兆7,500億 、
GDPの8パーセントを占め税収に貢献している成功国だ。
韓国カジノも盛況で、アジアはカジノ激戦区である。
~現地マカオでのヒアリング~
カジノの客には一般プレーヤーと、
一晩で数十億も賭けるハイローラーいわれる特別な顧客がいて、
各カジノはこのVIP顧客を招き入れるセールスにしのぎを削っている。
誘客活動がうまくいくかどうかで、
カジノ経営の出来不出来が左右されるとも言われている。
よってカジノの魅力は、
観光客と税の増収が見込まれ地域活性化の起爆剤として期待されている。
~ホテルの前で~
国会ではカジノ解禁に向けて総合型リゾート(IR)の導入を検討している。
要は、有力誘致先である沖縄に置いて
・IRが成功するのか?
・在り方はどうあるべきか?
・慎重かつ真剣に検討すべきだ!
という時期に入っている。
~カジノのエントランス~
そこで、
アジアのカジノ強豪先進国との競争のルツボにはまるのではなく、
沖縄県独自の
“エンターテイメント”
“食”
“スポーツ”
“観光”
を上手く融合させ、
安心安全なリゾートアイランドとしての国際的知名度を高め、
質量ともに新たな付加価値を創造し確立する戦略を持って
カジノ誘致に対処することが肝要と考える。
一方で、画一的なカジノ神話に惑わされ、
手放しで喜んでいては期待はずれになるのでは?
と危惧するものである。
更には治安上の問題も含め、
リスクが内在することも忘れてはならない課題であるも提言したい。
2013年10月15日
沖縄県議会 9月定例議会を終えて
皆様、こんにちは。
涼しくなってきましたが、
いかがお過ごしでしょうか?
私の近況報告として、沖縄県議会9月定例議会が、
9月18日に開会、10月11日で閉会し、10月15日からは
決算委員会が始まりました。
各常任委員会で関連する決算事項を各々で審議し、
10月23日に決算特別委員会報告がなされる予定です。
私は10月3日の一般質問を行いましたので、質問内容を報告します。
事前に通告した質問は下記の通りです。
一般質問通告
(1)平成26年度、沖縄振興に関する内閣府一括計上3408億円の概算要求目標と予算 確保に向けた取り組みを伺います。
(2)沖縄振興特別推進交付金を活用した、平成24年度事業の事後評価達成度及び評価の在り方について伺います。
(3)政府が近く緊急経済対策のための「大型補正予算」を予定されているようです。県の補正予算確保の地理組について伺います。
2、地域安全政策について
(1)知事訪米予算が未執行ですが、知事の訪米日程が検討されているのかお伺いします
(2)公室長の訪米で得られた新たな情報及び米政府、機械の感触など県議会にも報告を求めます。
3、農林水産振興について
(1) 日台漁業協定の見直し、操業ルールの取り決め協議、漁船衝突事故等の一連の懸案に対する県の考え方を伺います。
(2) 南北大東村における、農業基盤整備の現状と今後の整備方針及び干ばつ対策について伺います。
4、健康長寿世界一復活プロジェクトの具体的な事業内容と、全県民参加型運動の構築と意識、改革をどう図っていくのか、また、高い目標数値の達成にどう取り組まれるのか伺います。
5、新県立図書館整備計画のスケジュール、整備にあたっての新たな視点と役割、開発コンセプトや導入機能など、整備方針を伺います。
6、那覇空港第2滑走路増設工事の工程と完成後の事業効果及び工事の地元企業への優先発注、県産品資材の優先使用等のより高い実効性を上げるための県の取り組みを伺います。
7、那覇港湾整備計画について
(1) 浦添市の埋め立て事業計画(第2ステージ)の環境アセスメント事業の凍結、用途変更の提起などは、全体計画に大きな影響が予測されますが、県の対応と考え方をお聞かせください。
(2) 総合物流センター整備事業がいよいよ動き出しますが、同事業の整備目標、コンセプト、完成後の運営方針を伺います。
しかし実際に質問を終えてみると、時間が全く足りず、私の話が長いのか、はたまた時間が短いのか、消化不良気味で終わってしまいました。
今議会において仲井真知事に求めたQ&A
Q 仲井真知事はキャロライン・ケネディ氏が日本大使で赴任されましたら速やかに米軍基地問題の課題解決に向けて面談を申し入れてはいかがですか?
A 私(知事)も翁長議員と同じ考えです。ケネディー大使に会って沖縄の実情を説明してみたいと考えています。
Q 日台漁業協定の取り決めに伴い、著しく不利益を受けた県漁民の為に、国から責任を持って基金を設立して、この領域で起きる事件・事故の再防止や、保障に当たることを強く国に求めるお考えがありますか?
A 沖縄県はこの領域における台湾船との事件事故は、県の頭越しにより取り決められた協定に由来することから、国において基金を設置するよう求めてまいりたい。
2013年09月22日
外務省の訪問
高田大使は、
沖縄の米軍基地問題や
近隣諸外国との課題解決、
交流事業に真摯に向き合い取り組くむ姿勢と決意
を話されておられました。
また、沖縄県の現状認識も詳細に分析しておられましたので、
私からは、米軍基地、尖閣海域の中国問題なについて話を致しました。
高田大使の対応は実に謙虚で誠実、人柄がよく滲み出ていて好印象でした。
願わくば、今後 沖縄に寄り添う活躍を期待致しております。
週末には、外務省北米局・日米地位協定室長中村氏が
自民党県連を訪問されました。
業務柄、話題は自然と日米安保条約や沖縄に於ける米軍基地問題に集約され、
殆んど私が一方的に話し、
中村室長は聞き役に廻って貰きましたので悪い事をしたと少し反省をしてます。
議論の中身はと言うと、
沖縄における 米軍基地から派生する事件、事故、人権、環境問題の全ては
地位協定に密接に関連している事から、
県民が米軍基地に対する不満や不平等感、不条理感を長く抱き続けている事、
これらを払拭するには地位協定の抜本改正しかない事。
そして、
この思いは県民 全てが肌感覚でDNAの中に取り込んでいる事
などを話した。
未だに沖縄の思いや要求を、率直に日米両政府が受け止めず、
解決効果の低い運用改善で処理し、問題解決を先送りする事に終始している事は、
問題意識が沖縄側と大きく乖離し欠如している事が要因としてあり、
県民には、お茶を濁した対応で誠意がなさ過ぎると受け止められている。
日米両政府はこの問題に正面から向き合い、
沖縄県民の信頼に応える努力を惜しんでは成らないこと
と指摘をした。
一方、世界の先進法治国家において、
自国の憲法や国内法を超える協定が、
国民の生活を侵害し、
被疑者が基地の中に逃げ込めば治外法権となって日本の司法が及ばない現状、
更に米国の司法で裁くとして百歩と譲ってみても、
本国に被疑者が帰国するとその先は殆んどが未知の世界で、
被疑者の県民は泣き寝入りを余儀無くされる現実は如何ともし難く、
深い喪失感や不条理となつて放置されている事が実情ある事。
日米安保を支持し、その重要性や協定の内容を理解する私においても、
協定締結より、もうすぐ戦後70年、やがて1世紀を迎る今日。
日本社会も大きく変貌を遂げ。国民の価値観も多様化している。
そんな中おいて今尚、
地位協定のもつ不平等性が改正されず放置されている現状は、
独立国家の根幹に触れる同時に、
米国に対する日本政府の弱腰外交の典型的な事例として揶揄され事象に並べられ、
抗弁が立たない左証として国民から指摘されている不甲斐なさで在ります。
私の持論は!
大袈裟な論拠ではあるが沖縄米軍基地問題の解決は、
日米地位協定が本丸であり、
協定改正によつて一気に県民感情は好転し問題解決に向かう!!
私は確信していますと話した。
よって!
中村室長には、
日米外交協議(2+2)や実務者協議等のテーブルの席で、
沖縄の米軍基地負担の軽減、削減や日米地位協定の改正等が
訴状に挙がる誘引役になって貰える方である事を期待し、
また日米間の議論の一助にでもと思い、沖縄の現状を訴えさせて貰いました。
私も少し熱か入り気味になったが、
中村室長の意見も貰いながら話し合う機会が出来ました事は、
有意義で在り感謝致してます。
2013年09月17日
南北大東島視察調査報告書
2泊3日の予定で
大きな干ばつ被害をもたらしている南北大東島を視察調査してきました。
少し遅くなりましたが報告します。
――――北大東島――――
例年にない少雨で農業用貯水が不足しサトウキビをはじめ、
農産物の干ばつ被害は深刻です。
農家の皆さんの散水の努力でこれまでサトウキビはどうにか緑を保っていますが、
貯水池の水は尽きる寸前になっています。
農産物を守るには今は雨乞いが必要です。
(今の時代神頼みしかないとは、いささか情けない思いですが・・・・)
宮城村長以下、役場幹部とJA、農家代表の方々との意見交換会では、
村内のかんがい施設の未整備地区においては、より干ばつがひどく早急に施設整備を
行なわないと被害が拡大するとの必死な訴えがあり県にその対応を急ぐよう要請がありました。
一方、島の南側では県事業の漁港が整備中です。
工場現場ではダイナマイトで岩を砕いて掘り進んでいく工法で、
完成すれば南大東島に完成している同型の漁港が誕生することになり、
全国でも例のない掘り込み式の漁港のようです。
――――南大東島――――
北大東島と同様、雨が降らずに農家が干ばつで泣いています。
南北大東島は例年干ばつ常習地域で降雨量が少なく沖縄本島の半分程度の雨量とのことですが、
それにしても今年は異常事態との事です。
島の絶対的産業である農業の生命線は、
すべからく雨水の確保にかかっているが現状、
雨が降らなければお手上げ状態であります。
が、しかしこの間、水無し農業からの脱却を目標に
国、県の補助事業を含め継続的なかんがい事業の整備が進められてきましたが、
十分な効果をもたらすまでには至らず継続した公共投資が求められています。
島に到着早々、直ちに会議がもたれ仲田村長をはじめ村幹部から実態報告があり、
干ばつ時におけるかんがい対策と水源確保の将来計画の必要性を熱く語り
県の早急な対応を要請されました。
天の恵みがないとなげいても自然の威力には我々は無力ではありますが、
非常時の対策は充分出来るはずです。
貯水池の施設工事や整備補修は県の責任において進めていかなくてはなりません。
島の基幹産業であるサトウキビの収益を高め、
島民の生活を安定させることは沖縄県の離島振興の為にも
政治的重要活動と認識しております。
今後とも支えていきたいと考えます。
2013年09月06日
若い力の台頭が頼もしい!!
県出身の七戸龍君が大将を務め
三位決定戦で韓国選手に大内刈りで見事勝利した写真が大きく出ていましたね。
私も思わずバンザイ!!!!
です。
個人戦では100超級でメダルを
期待されながら入賞できなかっただけに
団体戦の勝利は個人戦の
うっぷんを晴らすかごとく実にアッパレでした。
龍君は私の息子と保育園の頃からのお友達で
小中校と成長をみていましたし
またご両親ともお付き合いがあるので
本当に嬉しくまた頼もしく思いました。
次のリオのオリンピックが楽しみです。
暗いニュースの多かった柔道界だけに
彼等が新たな日本柔道界を背負う選手に成長してほしいと心から願っています。
龍君の弟の虎君も立派な体格で、
共に有望視されているだけに兄弟2人揃って
オリンピック出場も夢ではありません。
更なる活躍を期待したいものです。
スポーツ界のみならずあらゆる面で沖縄の若い力が台頭していることは
実に頼もしく嬉しい限りです。
政治の世界でもさきの那覇市議選では
20代の若者が上位で当選していますし、
40代の首長も続々誕生しています。
イデオロキーの違いはあれ、
彼らが切磋琢磨しながら沖縄の未来に向かって真剣に取り組んでいくことは
非常に喜ばしいことです。
あらゆる組織において、
各世代がコミュニケーションと議論を戦わせながら
各々の役割分担を明確にしてしっかりと責任を持って
大きな目標に向かって突き進んでいくことは大切なことだと思います。
我々団魂の世代も
子や孫の未来の為に
あとひと踏ん張りしたいものです。
先輩方の知恵と技術と志を承継し
次世代へしっかり引き継ぐ使命と責任が求められていると思います
2013年09月05日
秋風を感じて・・・
秋風も感じるようになりました。
久々のブログです。(前回も同じ事を云っていたような・・・)
参議院選、那覇市議選と選挙が続き多くの皆様にご協力いただきました。
改めて感謝いたします。
特に参議院選は知名度が高い現役が相手だけに
厳しい選挙になることは覚悟しておりましたが、
安里政晃君は実によく戦ってくれました。
若さを前面に正々堂々と戦い
真っ黒に日焼けした笑顔で飛びまわる彼の行動力は、
次代の自民党に希望を与えるものでした。
惜しむは我が自民党県連の力不足により惜敗する結果となりました事に
深く反省し重い責任を感じています。
救いは無名の新人が互角に勝負できました事は
多くの方々のご協力の賜で心から感謝します。
また彼が持つ政治家としての高い資質は選挙総括の中においても高い評価があり
今後の彼の精進と努力に期待をいたしております。
私も叱咤激励を行い見守っていきたいと考えております。
皆様の変わらぬ激励をよろしくお願いします。
さて、今年は異常気象のせいもあってか沖縄においては例年より降雨量が少なく、
サトウキビが立ち枯れ寸前の地域もあって農作物の被害が心配されます。
小型の雨台風でもきて干ばつが特にひどい地域に恵みの雨をもたらしてほしいものと念力(?)を入れたところ
亜熱帯低気圧が台風17号に変わり慈雨をもたらしてくれました。
よかったです。
一方本土ではゲリラ豪雨や記録的な集中豪雨で各地に甚大な被害をもたらしておりますが
自然現象はコントロールが出来ず皮肉なものです・・・
沖縄のメディアでは連日来年度沖縄振興費3408億円の概算要求がなされたと報じています。
現状はまだ次年度予算確保の前哨戦で、
年末に行なわれる恒例の財務省とのハードな交渉によってしか予算内示の決定はされませんのでこれから本番を迎えます。
『油断は禁物です』
9月の定例議会も今月中旬より始まります。
議員の質問は概算要求に集中するものと思われますが自民党は元より、
政府、党本部に対し
高度な政治折衝を行い来年度予算の満額確保に集中して取り組んでまいります。
また同時に
一括交付金や那覇空港第2滑走路工事の地元優先発注、待機児童や子育て環境の改善など
多岐に及ぶ県政の懸案事項に責任を持って取り組んでまいります。
―――頑張ります―――
2013年05月20日
石破幹事長との会談
昨日(19日)に普天間飛行場の移設問題に関して
自民党沖縄県連との会談のため党本部より、
石破幹事長
浜田幹事長代理
中谷副幹事長兼普天間移設特命担当
が来県されました。
これまで石破幹事長、高市政調会長との数回の会談や、政府側の菅官房長官、小野寺防衛大臣、岸田外務大臣、山本沖縄担当大臣とも普天間移設問題については協議を行い、安倍総理大臣にも沖縄県連側の県外移設方針を直接伝える機会もありました。
昨日はこれらの経緯を経て、参議院選挙の党本部における公約決定が大詰めにきている事から、双方の理解の下結論を見い出したいとの思いがありました。
しかし、
議論がかみ合わず平行線のまま会談は終了し、
結論は次回に持ち越しとなりました。
政府と党本部の方針は、
日米首脳会談において再確認された辺野古移設案を実行したい。
よって、沖縄県知事に埋め立て申請を提出し、
参議院選挙の沖縄選挙区の安全保障政策は党方針を受け入れ、
齟齬のないように沖縄県連も党本部の方針に改めてほしい、
との事でありました。
しかし、沖縄県連は
沖縄県にある米軍基地の過重負担を解消し、
日米安保の重要性を鑑みて、
全国で応分の負担をおこなうことがより日米安保の安定が図れることから、
県外移設の方針を打ち出し、堅持することを再確認
したところであります。
よって、今回の石破幹事長会談においても結論に至らず、
引き続き協議することになりました。
しかし、参議院選挙の政治日程から見ると、遅くとも5月末までには結論を見い出さなければ実質的な選挙活動に支障をきたすことから、正直焦りをおぼえているところであります。
少なからず、
私共は県連の方針を貫き、
熟慮断行する時期が間近に迫っている
と思っております。
また、
参議院沖縄選挙区予定候補者の安里政晃君も、
県連方針に従って参議院選挙に挑むことになります。
来る22日に、党本部において開催されます全国政調会長会議が最終的な大詰めになると認識しております。
2013年03月22日
辺野古移設 埋め立て申請が提出されて・・・
普天間飛行場の県外移設を要請する目的で15~17日の間、政府要人と党幹部に面談を行った。
要請先は、
政府側
菅官房長官・岸田外務大臣・小野寺防衛大臣
自民党本部
石破幹事長・高市政調会長
の5氏に会って
自民党沖縄県連が求めてきた県外移設を実現するように直談判をさせて頂きました。
政府、党側の答弁は、
安倍総理大臣が日米首脳会談でオバマ米大統領と約束してきた辺野古移設を推進させてもらいたい
との答えであった。
沖縄県連としては、この間に実施された各級選挙で県外移設を県民に訴えて来たことから、手のひらを返すような事は出来ない。よって、県外移設を堅持していく旨を強く訴えた矢先の
本日(22日)
防衛省より、沖縄県に対し辺野古埋め立ての申請が提出された。
誠に遺憾に思う。
国は米軍基地の過重負担に苦しむ沖縄県の現状に真摯に向き合い、その解決に迅速に取り組むことを求める。
私も引き続き県外移設を求めて頑張って参ります。
2013年03月12日
新石垣空港の開港によせて!!
八重山群民長年の悲願であった
南ぬ島≪ぱいのしま≫空港(新石垣空港)
が完成し
機能的で利便性に富んだ開放的な空港ターミナルも整備され、めでたく開港を迎えられたことは、喜びに堪えません。
3月2日には開港式典が挙行され、
7日には一番機が飛び立ちました。
今後は、南ぬ島空港を拠点に八重山経済と産業振興が飛躍的に発展することを大いに期待しております。また、この建設計画に関わり尽力した多くの関係者に深甚なる敬意を表したいと存じます。
ここで開港までの道のりを振り返ってみたい。
正直・・・
長かった!!
合意形成に至るまでに37年の歳月をかけることになったが、民主主義には時間とコストがかかることがよくわかる事例だ。
その間、建設位置や環境保全等で島民を二分する激しい対立になって紆余曲折をたどることになるが、最後は島民の新空港への思いが和解へと繋がり、関係者の粘り強い取り組みによって、この空港建設プロジェクトは完成を見ることが出来た。
願わくは、式典で感動的な夢を語ってくれた子どもたちの希望が叶えられるように、皆が心ひとつになって八重山の未来に向かって前進したいものです。
ここで少し話の角度を変えてみます。空港建設の位置決定で激しく対立した時期は、島外に住む八重山出身者も同じように苦しんだ。建設には多面的な課題を抱えていることは無論承知をしておりましたが、表面的には
「まとまりのなさはエーマンチュの島民性か」
「エーマ・ヒジュールーのせいではないか」
などなど
友人からしばしば揶揄されることもあったし、また意識的に宮古人気質との比較によって、複雑な議論と副産物を生み出すこともあった。
しかし、それもこれも八重山人の個性と捉え収めたのですが、またぞろ市街地と空港を結ぶ取り付け道路の用地買収が難航している。道路に10年、20年もかかるようでは個性として短絡的に片づけるわけにもいくまい。公益性のあり方が問われる。でも今は無事、待望の空港建設が成就したことを素直に喜びたい。
さて、私は石垣市に生まれ、中学一年生まで島で暮らしました。あの頃の古き時代に、強烈に残っている印象を一枚の被写体として切り取ってみますと、自然が身近にあって、フクギの防風林が家々の石垣の中に並び、海に向け下っていく未舗装道路に立てば、眼下にはまぶしく煌めく海原が広がって見えた。その自然を相手に子どもたちは無心で遊んでいた。
今思うと貧乏人の子沢山の成せる技であろう。近所には同年代の子どもが多く、遊びもバラエティーに富んでいて、貧しくはあったが心は豊かで周りの皆で子どもたちの成長を見守っている感じで、石垣での生活は楽しかった。
島を出て那覇へ転校する日、桟橋まで多くの友達が見送ってくれた。しかし、私は母親に一度も乗ったことのない憧れの飛行機に乗って那覇に行きたいと、叶えられないと分かりつつも、乗船の瞬間まですねていたことを昨日の様に思い出されます。あの時、見送ってくれた友人たちが昨年、私の県連会長就任祝賀会を開催してくれたのはとても嬉しく感激した。
あの時代、今日のような飛行機社会が到来することを知る由もなかった幼い日を懐かしみ、郷里の新空港開港を祝って、少年時代を回想している。
2013年03月05日
沖縄県の新年度予算を取り巻く政治環境
そして、衆議院選挙の結果を受け、自公連立政権の、第2次安倍内閣が誕生し、わが国のかじ取りを担うことになりました。
新政権は最優先政策として、日本経済の再生を柱とする経済政策を掲げ、長年、日本経済の足を引っ張ってきたインフレからの脱却を重点課題として取り組む方針を打ち出し、財政出動、金融緩和、成長戦略等の景気対策を実施するアベノミクスを発表。金融市場は敏感に反応を示し、円安、株高が進む相場展開になり、経済再生への期待感と相まって、ようやく日本経済の景気回復の兆しが始動し始めた感があります。
しかし、急激な円安の副作用に対する警戒感や、持続的な経済成長に 繋がっていくかは、未だ予断を許さない環境にあります。今後は、安倍内閣の的確な成長戦略と経済対策に国民の期待と注目が集まっております。
本県においても、安倍内閣の積極的な経済政策や予算編成の好影響を受けて、平成25年度予算は県政史上最大の6,988億円の予算編成となり、平成24年度補正予算を加えると7,300億円を超える大型予算となっております。
昨年に新設された自由度の高い一括交付金もハード・ソフト事業共に800億円を超えて、沖縄県の振興計画に十分に資する予算計上となっております。国直轄事業を含む沖縄振興費も3,000億円の大台を確保する事が出来ました。
特に沖縄県の懸案であり、観光振興や、自立経済の確立に必要不可欠であった、那覇空港の第二滑走路事業費の130億円が確保されたことは、特筆されます。完成まで2,000億円とも言われる大型プロジェクトだけに予算折衝過程において、政府の政治判断を引き出した仲井眞知事の政治手腕を高く評価するものであります。
また、これらの沖縄関係予算の要求に答えてくれた安倍政権は、沖縄県の振興開発の必要性を十二分に理解し、沖縄が持つ特殊なポテンシャルに大きな期待を示した結果の、現れであるものと高く評価をしたいと存じます。
一方、普天間飛行場移設を含む、米軍基地に関わる課題は沖縄側が求める要望、要求が遅々として進展せず失望に変わりつつあります。
特に普天間飛行場移設については、党本部と県連のねじれが表面化。
また、政府においても日米合意の辺野古移設案の推進を沖縄県に求めるなど厳しい対応が現実化しております。
しかし、自民党県連は普天間飛行場の固定化を許さず県外移設を求め、オスプレイの配備反対も堅持してまいります。
よって、政府、党本部に対して、方針の見直しを求める行動を行っているところであります。
2013年01月01日
迎春
おめでとうございます。
今年がご家族の皆様にとりまして健康で輝かしい希望に満ちた一年になりますようお祈りします。
昨年の県議選におきまして皆様のご支援で無事四期目の当選を果たすことが出来ました。本当にお世話になりました。ありがとうございました。
また、宜野湾市長選・那覇市長選・衆院選と選挙が続きましたが、おかげ様でいずれも勝利することが出来ました。心から感謝申し上げます。
政治には休む間もありませんが、今年も新たな沖縄振興に全力で取り組む決意であります。
本年もご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い致します。
平成25年 元旦
翁長 政俊
2012年12月28日
辰年をふり返って
本当にせわしい一年でありました。
そしてあっという間に師走になりました。
今年は選挙に明け暮れた一年だったように思います。
振り返りますと、まず
2月12日 宜野湾市長選挙
私の弟分にあたる佐喜眞淳さんが大接戦の末 見事当選を果たし、革新の牙城の一角を切り崩し私共にとって幸先の良いスタートを切りました。
6月10日 沖縄県議会議員選挙
48議席を争い、与野党逆転と沖縄振興策が焦点となりました。私は那覇市区において無事4期目をクリアさせていただきました。ありがとうございました。
しかし、仲井真県政与党は過半数を確保できず、少数与党に再び甘んじることとなり、厳しい県政運営になりました。
7月7日 県連大会を経て、私は自由民主党沖縄県支部連合会会長に就任を致しました。
新役員は沖縄県が抱える課題の解決を図り、迎える各級選挙に勝利することを全員で確認しました。
9月26日 自民党本部の総裁選があり、沖縄県は4票の持ち票。
党員による投票結果は石破茂氏3票、石原伸晃氏1票となり、石破氏に人気と期待が集まりました。
しかし、国会議員を含めた決選投票で安倍晋三氏が第25代総裁となり、2位の石破氏は幹事長に就任しました。
11月11日 那覇市長選挙において私の盟友であります、翁長雄志市長が4選を果たしました。
共産党候補との一騎打ちで実質的な信任投票となり、大差での勝利となりました。
11月16日 野田首相により衆議院が急きょ解散され、大急ぎ組織構築が強いられ、超短期決戦の選挙となりました。
自民党県連は、1区~4区まで公認候補を擁立し政権奪還と全員当選を目標に選挙戦に突入しました。
12月16日 激しい選挙戦の末 1区・3区・4区は小選挙区で当選。2区は比例で復活当選を果たし、4人全員の当選を勝ち取ることが出来ました。
全国的にも地すべり的大勝によって、3年3か月ぶりに政権奪還を果たすことが出来ました。
これも一重に支援者の皆様の応援のおかげであり、感謝 感謝 のみであります。
特に、悲願でありました1区での小選挙区当選は現職大臣相手の戦いであり、苦戦を強いられただけに、喜びもひとしおでありました。
これまで本県における自民党の国会議員は、島尻参議院議員が1人で孤軍奮闘していただけに、一気に 5人に増え、沖縄振興予算の確保や一括交付金の継続、普天間移設を含め基地問題の解決に向け幅広い活動が出来るものと期待しています。
12月26日 第二次安倍内閣が正式にスタートしました。
政権にはデフレ脱却による、経済の再生や景気回復、外交、防衛、原発等の速やかな対策、被災地の復興対策が求められています。
沖縄県においては米軍基地と普天間移設問題が焦点になり、自民党本部とのねじれがあると指摘されていますが、我が党4名の衆議院議員も県外移設を選挙公約にして当選を果たした訳ですから、地元の県外移設の民意を大切にして党本部や政府に理解を求める政治活動を継続しなければなりません。私共県連もぶれずに県民の心一つに県外移設を主張してまいります。
この一年ご支援ご協力、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。
心新に来年も頑張ってまいりますので、引き続きご支援の程よろしくお願い申し上げます。
明くる巳年が皆様にとって実り多い年になりますようお祈り申し上げます。
健康でどうぞ、よいお年をお迎えください。
2012年11月14日
翁長那覇市長四選、市政継続へ・・・
相手候補の出遅れによる超短期決戦となり、実質翁長雄志市長の3期12年の実績を問う信任投票になった感があります。
午後8時
投票〆切と同時にNHKで当確のテロップが打ち出されました。
予想通りだったとはいえ当確速報はあまりにも早く、緊張感を味わう間もなくバンザイ三唱となりました。
しかし、本当に良かった。安心しました。これも市民の良識のおかげです。
ご支援、ご協力に心から感謝です。
投票率が39.43%しか伸びなかったのは本当に残念ですが、今日の政治不信や無関心層が増えたことが要因でしょう。今後は政治に信頼と期待を取り戻すために努力していかなくてはなりません。
大きな反省です。
また、大差で勝利することができた要因に自公両党に加え、民主党の支援があったことが挙げられます。
県内初の自公民体制の選挙になりましたが、よい結果が得られたことで今後首長選挙を中心に県内における新たな政治潮流が拡大する端緒になるものと予測されます。
私も7月の自民党県連会長に就任後 初の首長選挙だっただけに責任も重く、楽観論が先行し気の緩みが懸念される自陣営の引き締めに躍起になっていただけに早々の当確は正直、安堵いたしました。
これからの4年間の市政運営は、那覇市長としての名実とともに総仕上げ、総決算の期間となります。悔いを残すことなく、公約に掲げた政策の実現を行い、市民が安心して安全に暮らせる社会や、人々が夢と希望を思い描ける環境を創出してもらいそして、風格のある那覇市の実現に向けて全力で頑張ってくれることを期待をしております。
私個人も翁長市長とは 昭和60年に那覇市議を同期初当選した時からの盟友でありますから、彼の執権・力量及び実力を強く信頼をしておりますので、きっと市民の負託に応えてくれるものと確信を致しております。
那覇市はいよいよ来年4月から中核市へ移行します。これまで以上に市政改革を断行し、市民サービスの向上に応えてくれるものと思います。
さて、国政では解散風が吹き荒れています。
衆議院選挙が現実味をおびてきました。
この勝利に浮かれることなく自民党は1区から4区迄、全組織を網羅して臨戦態勢を構築し衆議院選挙にのぞんでいきます。
ご支援をよろしくお願いいたします。
2012年10月26日
政権交代前夜の期待感!!
自民党沖縄県連では10月17日、那覇市で党本部より石破茂幹事長をお招きし、政経パーティーを開催しました。
おりしも台風21号の暴風圏内に突入しての開催となりましたが、私の心配をよそに多くの党員、党友、支援者がご参加いただき盛会裡に終わりました。
今回の集会の狙いは、次期衆議院選挙の勝利に向けた党勢拡大と政治資金造成を目的にした企画となりました。
台風の中、参加して下さった皆さまの声は、自民党に対する熱い期待感と早期解散を望む声にあふれていて、国民を裏切り続ける民主党政権を一日も早く終わらせ、自民党が政権奪還を果たすように、厳しくも力強い叱咤激励をいただきました。
またパーティーに先立ち石破幹事長を同伴し、空港から直接外務省沖縄事務所の竹内大使を尋ね、政府によるオスプレイの強行配備や、米兵による女性強姦事件に対する抗議要請行動を県連役員と一緒に行ないました。
席上、幹事長は強い口調で事件の残忍性を咎め、米軍による凶悪事件が起きる度に繰り返される米軍の綱紀粛正の効力のなさを強く指摘され、再発防止の実効性を検証する為に必要な米側の資料の提出を求める一方で、日米地位協定の抜本的改正をする必要性があるとの認識を示されました。
話をパーティーに戻します。
石破幹事長のスピーチの内容が素晴らしかった。
スピーチが始まると私語が止み、水を打ったように会場は静まりかえっていました。
話を要約すると・・・
決選投票になった総裁選での決意、野田政権の現状、そして今後の政局と解散の行方、自民党の政権奪還にかける思い等々。
そして何よりも沖縄の置かれている現状の早急な解決に真摯に対峙する強い決意を述べられ、特に米軍基地問題や振興策に対する石破持論は、聞き応えがあり示唆に富んだ内容でありました。
ゆっくりと熱く語る石破節は実に説得力があり、出席者全員が聞き入ったように感じられました。
県連会長の私はパーティーを通しての全体的な雰囲気から、確実に県内の政治情勢の変化が起こり始めている事を肌で感じる事が出来ました。そして次期衆議院選に向けて、前回失った議席を含め、奪還する手ごたえを十分に掴むことが出来たことで、県連における戦闘レベルを一気に上げ、臨戦態勢に突入するよう檄を飛ばすことにしました。
さらに、参加者の皆様に11月11日に実施される、那覇市長選挙において、翁長雄志市長の必勝態勢を確立するためのご協力とお願いをさせてもらいました。
一言、石破幹事長と私の雑談の中で話した基地問題について少し触れてみます。
沖縄における米軍基地の本質的な問題は、日本政府の対米外交、安全保障政策における日米安保条約の在り方に問題が内在していて、沖縄の重い現実がある事を認識している。この現状を打開していくには我が国の国家戦略を見直し検証する必要に迫られている。
日本政府は国民の生命、財産の保護、国民生活の安定や経済発展を図る義務がある。そして、米国の国家戦略に左右されることなく、日本の国益を最優先する政策戦略を持って、自主的な外交、防衛政策にシフトして、対米関係も改め、対等な議論が出来る環境を整えることが急務である。このことは反米ではなく、信頼関係とパートナーシップが深化した形の親米国家日本を再構築することが、重要であるとの認識で二人の意見は一致しました。
私は、このような石破幹事長の考え方や理念に接し、基地問題の解決に向けて勇気と元気をもらいました。
石破幹事長はさらに、日本はすべてに米国に安易に依存してはいないか。と問いかけ、自主防衛体制の構築もその一つである。
「わが国で出来ることは自国で主体的に行う。」
との国家の基本的な覚悟に我が国は欠けている。
戦後67年、わが国の国家戦略は、自主路線に転換する分岐点を迎えており、沖縄の基地問題もその改革の中からしか解決策が見出すことの出来ないものと私は確信しています。
今後、沖縄は石破茂幹事長の行動から、目を離すことができません。大いに注目し、期待をしてまいりたいと思います。
2012年10月11日
9月定例会 一般質問
質問の前に私なりの所見を述べました。
= 所 見 =
友人の勧めもあって、戦後日本の対米外交史をテーマにした本の感想を所見に取り上げてみました。
登場する人物は実在した首相や外相をはじめ、著名な政治家達がリアリティーに描かれる保守政治の葛藤の歴史書でもある。
戦後、我が国は米国統治下におかれ、軍政がひかれました。苛酷な政治環境の下で絶対的な権力者であった米国が発する命令に日本のリーダー達は自らの信念に基づいて 其れの進路を選択していった。米国に柔順に従う「対米追随」派と、飽くまでも日本の自主独立路線を貫こうとする「自主路線」派とに分かれていった。
その結果「追随路線」派は米国から重要視され主要ポストに就き政治の実権を握る。「自主路線」を選んだ派は米国からパージを受け、圧力や裏工作によって政治の表舞台から排除され失脚していった者も多くいたと言われる。それでも私の知る政治家たちの多くが、戦後の混乱期の巨大な権力に毅然として立ち向かっていったことに感銘を覚えると同時に勇気を与えられる思いである。
戦後の米国による日本統治が始まると、否応無しにアジアにおける米国の安全保障国家戦略に組み込まれた日本は、同盟国としての接遇は受けるものの、 飽くまでも米国の国益と国家戦略が優先される対米関係を強いられる中、その日本政府の対米政策が形勢される課程の中心にいたのは米国の戦略を無批判に受け入れてきた「追随路線」派を中心とする政治エリート達であった。
今日、長年の米国の従属関係から派生した政治家の特質した、思考や行動範囲は政界のみならず、 日本社会全体に蔓延し米国の意図する国家戦略の呪縛から脱却できずにいる。
このような日本社会の構造を沖縄に当て嵌めてみるとその実像がよく見えてきます。
事実、日本社会が抱える対米追随のトラウマは、沖縄の米軍基地の現実として存在するし、普天間移設問題やオスプレイの強行配備もその構造の中の一つと言えるものである。
これまでの歴史的経緯は日本政府が米国の国家戦略に唯唯諾諾と従っていることに、すべからく起因していることは断言しても言うまでもありません。
また先日おきた、米国統領事の許しがたい過激な発言も、新任の外交官の誤った放言ではなくて、米政府の外交戦略の手法であって、着任早々観測気球を打ち上げ沖縄の民意を推し量る外交官のしたたかさが垣間見られる。
私はそのように理解している。
それにしても県民感情を顧みず逆撫でするような外交手法は決して受け入られるはずもなく、許し難い行為であります。
最後に、民主党政権、自民党政権、を問わず、日本の国益の為に米国に言うべきことをしっかりと言える、自主路線の政治家が我が国のリーダーとなりそれを温かく支援する世論が形成されることを私は望んでやみません。
2012年10月01日
自民党 新総裁決まる
結果、
石破氏 1位
安倍氏 2位
でいずれも過半数に届かず、40年振りの決選投票となりました。
国会議員のみの投票の結果、
安倍氏が逆転し、新総裁に選出されました。
ちなみに沖縄県は党員・党友の投票の結果、
石破氏・ 石原氏・ 安倍氏・ 町村氏・ 林氏
の順となり、持ち数4票の内ドント方式により
石破氏3票、石原氏1票を獲得しました。
今回の総裁選では、去る21日に沖縄県で初めて立会演説会が開催され5氏(当日は4氏)がそれぞれの政策と沖縄への思いを熱く訴えました。
マスコミが大きく取り上げたこともあって、パレット久茂地前には、党員・党友をはじめ一般の方も含め1,500人近い方々が参集していただき、総裁選をより身近に感じ刺激を受けたのではないでしょうか。
27日には、安倍総裁、石破幹事長の新体制が発足しました。
総裁を先頭に来るべき衆議院選に向け組織を再構築して
「信頼される自民党」
「強く共感をいただける自民党」
に作り直していただきたいと思います。
沖縄県連にとっても課題は多く今後、辺野古、オスプレイ、尖閣 etc・・・
党本部としっかり協議して詰めていかなくてはなりません。
来る 10月17日(水) 午後6時30分より パシフィックホテルにおいて、自民党沖縄県連主催の政経パーティーを予定しております。
安倍総裁か石破幹事長をお迎えしたいと党本部と交渉中です。
多くの方々のご出席を期待しております。
9月定例県議会は、26日より代表質問、28日より一般質問が始まっております。
私は、
1.沖縄振興特別交付金について
2.那覇空港の滑走路増設計画について
3.鉄軌道導入計画について
4.那覇港湾整備計画について
5.土木行政について
6.福祉・医療行政について
以上のことを取り上げて質問の予定です。
2012年09月24日
石垣市で就任激励会開催!!
9月15日にふるさと石垣市において、
第24代自民党沖縄県連会長就任激励会
を
石垣支部の皆様が中心となって開いて頂きました。
折しも台風16号が接近する中で300人近い関係者の皆様が駆けつけて頂きました。私の30年を越える政治活動の中でも大感激の会となり、開催にあたりご尽力いただいた関係者の皆様に厚く感謝を申し上げます。
実行委員長の砂川利勝県議をはじめ
中山石垣市長
伊良皆議長
竹富町の西大舛議長
から身にあまるあついお言葉をいただき恐縮致しました。
同期生を代表して、瀬戸守君から温かい祝辞を貰いました。
久し振りのふるさとは、人々の温かさがひとあじ違って、癒される思いでした。なつかしい顔に逢えてとても心地良い気分にさせてもらえました。
激励会に先立ち砂川県議を同行して、老朽化の激しい県立八重山病院の現場視察を行いました。現状は
建屋・設備関係とも随所に老化
が確認され、かなり老朽化が進んでおりました。
早期の移転新築の必要性を痛感致しました。
八重山病院の改築を急ぐ為には、現状の建物の老朽度調査を年度内に実施して、次年度に基本構想や基本計画につなげないと早期実現が厳しくなります。
同時に、地元の頑張りが重要で、早期に用地選定や環境整備の為の関係者による協議会の設置が求められます。
急いでほしい・・・
さらに、石垣市から要請のある県営団地の早期建替え事業にも取り組みを強化することも約束してきました。
ふるさとの経済・事業の振興の為にも、全力投球で頑張っていきたいと思っております。
2012年08月17日
自民党本部へ就任挨拶
沖縄振興一括交付金の現状と課題
についての勉強会を持ちました。
課題は、
市町村に配分した303億(ソフト事業)の事業内定が遅れている事
未内定事業の見直し、差し替えも含め、早急に検討しなければならないとの指摘でありました。市町村から約1,300件の事業提案があり、その内600事業に内定が出ています。
現在残る600件の事業を査定中であり、その内の約8割の事業にOKを出す予定であるとのことであり、それでも交付要項にそぐわない事業が混在していて苦戦しているとの事でありました。
内閣府とのヒヤリングで得た結論は、折角付いた一括交付金ですから、全額予算を計上し沖縄の振興計画に寄与せしめる事が肝要であります。そして県民の期待に応え21世紀ビジョンに示された事業の実現を目指していく事を確認して勉強会を閉じることになりました。
帰沖して、早々に内閣府との勉強会を基に県連内で座喜味政調会長を委員長に、政調会メンバーで「沖縄一括交付金自民党対策委員会」を発足。
島尻参議院議員を初め、衆議院4選挙区支部長、県議全員を委員として市町村との連携強化を図りサポートしていくことを決定して、各委員が現在行動中であります。
2012年08月15日
自民党本部へ就任の挨拶へ
県連会長の私を先頭に、
照屋幹事長
仲田総務会長
座喜味政調会長
桑江幹事長代理
の5役で党本部に就任挨拶に伺いました。
党本部では谷垣総裁をはじめ、大島副総裁、石原幹事長、茂木政調会長が応対され、党女性局長で地元選出の島尻参議院議員も同席をしてもらい、有意義な会談を持つ事が出来ました。
会談の席上では会長の私が、第5次沖縄振興計画における沖縄2法の成立に多大な力を発揮して頂いた、党の沖縄振興特別委員会の川口順子委員長を初め、委員の先生方へのお礼を申し述べ、引き続き沖縄問題への更なるご理解とご協力を党3役に要請させて頂きました。
併せて、普天間飛行場の県外移設と米軍基地の過重負担の軽減や、オスプレイ配備に反対する県民大会の県議会における取り組みを説明。安全性に問題があるオスプレイ配備に反対する沖縄県連の方針を伝えご理解を求めました。
谷垣総裁からは、
オスプレイ配備反対の県民大会の現状や、離島物流の高コスト化による離島住民の生活への影響について真摯な質問があり、感心させられました。
大島副総裁からは、県民大会に注目している事やオスプレイの拙速な配備に対して強い政府批判がありました。
国会運営と政局については
石原幹事長より、社会保障と税の一体改革法に関連する採決を巡り、政局が一気に流動化している事や、国政担当能力の低い民主党政権では早晩、国政は行き詰まり衆議院の解散に繋がることが明白である事から、遅くとも総選挙が年内にあるものと想定して臨戦態勢の構築を急ぐようにとの指示がありました。
私共、沖縄県連も各選挙区の現状分析と課題を詳細に報告。県連組織の再点検を急ぎ、来るべき総選挙に向け、緊張感を持って取り組んでいくことを約束して、党3役との会談が終了しました。