感動・感激の世界のウチナーンチュ大会(その1)

翁長 政俊

2011年11月04日 18:12

10月16日夜、セルラー球場で私は興奮し感激し、体内から湧きあがるウチナーンチュの血がさわぐのを覚えた。

第5回 世界のウチナーンチュ大会は 海外23ヶ国 2地域から史上最多の5100人余が参加し、10月12日の前夜祭から13日開会
式、16日の閉会式迄5日間に亘って多くのイベントが繰り広げられた。

閉会式後のグランドフィナーレは感動の連続。
 
セルラー球場を埋め尽くした全員参加のウェーブの波。

会場の一体感。

まるで母のふところに抱かれたような温かさ、優しさが伝わり力強く躍動する鼓動が聞こえるような雰囲気の中
で進んでいく。

  ウチナーンチュのアイデンティティ―や同胞感で満たされる中、ルーツや文化の固有性を認識し継承していくことの重要性を再確認する絶好の機会となった。



 フィナーレコンサートでは沖縄を代表するミュージシャンの島唄を会場の皆が熱唱し、興奮した人たちはグランドに降りてきてリズムにのり、両手を高くかかげて踊り出し、ビギンの『島んちゅの宝』が流れてくると会場のボルテージはMAX。私もその雰囲気に酔い目頭が熱く、時々ウルウルしてしまった。

 唐船ドーイの唄が流れると会場全体でカチャーシ―を踊り、しばらくその余韻が残った。
 
 今回のウチナーンチュ大会は前夜祭から天候が悪く、大会中も盛り上がりが心配されたが、県や市町村単位で 文化・芸能・経済・スポーツなど一世だけでなく三世、四世迄も気軽に参加出来る企画が数多くあり、大いに楽しんでもらえたと思う。



次回へつづく。

関連記事